■酵素ってなに?
私たち人間の体は化学反応によって食物も消化したり、代謝を行っている。酵素はその化学反応を起こす触媒です。
大きく体内酵素、体外酵素に別れます。
体内酵素は消化酵素と代謝酵素に分かれます。
■酵素の役割
・消化酵素は食物の消化。
・代謝酵素は生命活動の役割を持つ。
一つの酵素が反応する物質は通常一つだけ。
私たちが食べた食物の種類に応じて、それ時にふさわしい量の酵素が分泌されます。
運動をすれば、それに相応しい酵素を分泌します。
アルコールなどの有毒物質が体に入れば、それに相応しい酵素を分泌し、解毒します。
炭水化物⇨アミラーゼ
タンパク質⇨ペプシン
酵素は現在、判明しているだけで2万種類以上。
■酵素の性質
1、消化酵素と代謝酵素のバランス。
この二つの酵素は合計で一定量しか存在できず、一方が多ければ、一方が少なくなります。(個人差あり)
腹八分目で医者入らず。満腹になる程食べなければ、代謝酵素が多く分泌され体の修復や解毒をするためだとも考えられます。
2、熱に弱い
酵素には適切な温度が存在し、体内酵素は体温前後が最適です。通常は48度位で活動を停止し死滅します。
3、酵素の補充
睡眠時に酵素が作られます、バッテリーにチャージするイメージです。
睡眠の他に、生の食材や発酵食品に含まれる酵素が消化を助けることによって、体から分泌する酵素を減らし負担が少なくなります。
サラダや果物が腹持ちがしないのは、自前の豊富な酵素により消化速度が早いためです。
■現代人の食生活
現代人は口にするものはほとんどは加熱され、酵素が死滅した状態でそのため、悪く言えば消化が遅く、良く言えば腹持ちがいいのです。
その上、大量な食品添加物や甘味料が加えられて、この添加物を分解するために酵素を大量に使うため、体の負担になる事は簡単に想像できます。
■生の食材を少し増やそう
いつもの食卓に生野菜を少し増やし、生食と加熱食のバランスを5:5にしてみよう、体に嬉しい変化が訪れるかもしれません。
私は20歳のごろ、食事に気を使わずに毎日美味しいものを食べていました。牛丼、ポテチ、ファストフード、インスタントラーメンなど。
しかし、1ヶ月だけ生野菜をメインの生活をしたら体にいろんな変化が起きました。
まずは体の感覚が鋭くなりました、匂いや音が鮮明に感じ取れ、味覚も鋭くなり、外食は塩っぽく感じてとても食べれらなくなりました。嬉しい事に体重も減り、顔まわりがスッキリして浮腫みもなくなりました。
■嗜好品としての食事
私は食べることが大好きですが、毎日好きなものを食べているわけではありません。嗜好品としてたまに外食を楽しみます。
かつては健康的な食事を意識しすぎて、我慢の反動でドカ食いする事を何回も経験していますから、何事もバランスが大事だと学びました。お酒の付き合いや外食で食べすぎた次の日などは、あんまり食べずに体を休ませるなど、自分の体と相談して一番安定するやり方を見つけました。
■サラダのドレッシングにご注意
生野菜は大事と語ってきましたが、サラダと言えばドレッシング。市販のドレッシングはおいしくするために糖分や油などが大量に入っているものがあるため、食べ過ぎは危険です。ドレッシングはシンプルで簡単に作れますが、どうしても市販のものが食べたい時はノンオイルのものを選んでください。
■簡単、ドレッシングのレシピ
1、基本の醤油ドレッシング
エクストラヴァージンのオリーブオイルと醤油をサラダに適量かけるだけです。
素材の旨みが引き立つ美味しい食べ方です。
2、エスニック風味ドレッシング
基本の醤油ドレッシングにクミンorクミンパウダーを適量振りかけます。
醤油ドレッシングより味がしっかりしていて、スパイスの風味が食欲を刺激します。
私が最近ハマっているドレッシングです。
3、ニンニク醤油ドレッシング
基本の醤油ドレッシングにすりおろしたニンニクを混ぜるだけ。
ニンニクの辛味と風味が野菜の甘さを引き立たせます。キャベツ、トマト、パクチーなどが合う。
めちゃくちゃ美味しいドレッシングですが、匂いがすごい。食べるときは翌日に予定がない時にしましょう。
ぜひ一度は試して欲しいドレッシング。野菜ってこんなに美味しいのかと目が覚めますよ。
■最後に
サラダもドレッシングも工夫をすれば、毎日飽きずにおいしく食べらられます。
スムージーなどミキサーを使った食べ方や、ごま油、ねぎ、玉ねぎ、塩麹、醤油麹などを使ったドレッシング、数えたらキリがありません。ぜひ自分なりの食べ方を見つけて欲しい。